東京女子医科大学麻酔科 主任教授 尾崎 眞 先生

001.JPG -東京女子医科大学麻酔科 主任教授 尾崎 眞 先生-

 

Dプラスに女子医大麻酔科はいろいろとお世話になっています。
もっとも大きなものは、当然のことながら、手術場への臨時のマンパワー派遣に対するものです。といいますのも、女子医大麻酔科は手術室での外科側の要求への対応を「従来は」医局内のマンパワーで全て対応していたのですが、この春から一部をDプラスにお世話になっています。特に、非常勤勤務医の紹介でお世話になっています。
すなわち、大学としての機能を維持するため、手術室での仕事の一部をDプラスから紹介してもらった人材とともにこなすことで、医局員が研究や学生教育への時間を割くことが可能となり、疲弊感解消へとつながりつつあります。

現行の新臨床研修制度がスタートする前までは、女子医大麻酔科の麻酔の大部分は、各科からのいわゆるローテータによりこなされていました。麻酔科の専門医や指導医は、これらローテータの指導をすることで、手術室での仕事をこなしていたのです。利点は女子医大のような体制ではたくさんありました。各科が各科の都合で、手術を組み、術者の都合や病棟ベッドの関係でも「準緊急」として、多くの手術をこなすことがあっても、当該各科からのローテータが直の麻酔の担当をするわけですから、遅くなろうとも、多少出血が多くて麻酔管理に難渋しても現場の麻酔科医からのクレームはほとんど上がってくることはありませんでした。なぜなら、もとをただせば、その当該科のローテータが麻酔をしているわけですから、「またか」「もういいかげんにして」というようなクレームが来るはずもなく、回っていたのでした。

ところが、この新臨床研修制度がスタートしてからは、各科もローテータを出す余裕はなくなりました。また研修医がこれまでは3ヶ月おきに8名ずつ麻酔科を回っていましたが、彼らに従来のローテータの代わりができるはずもなく、医局員が全ての麻酔管理を行う体制が続いていました。それで、毎日40〜50例にのぼる全身麻酔管理をこれまでの蓄えたマンパワーで対処していたのでしたが、上述したようなクレームがどんどん上がってくるだけでなく、こんな状況では、大学としての女子医大病院の価値はない、もっと研究や論文書く時間が欲しいんだという声が上がり、現に10数名が辞めて行きました。

この状況を打開するために、私が頼ったのがDプラスです。持ちつ持たれつで医局員の時間を確保するため、マンパワーを用意していただき、大きな変化が現場に生じつつあります。大学病院としての必要十分条件としての時間を各医局員、少なくともスタッフには少しずつ確保できるようになってきたのでした。WIN-WIN体制で、Dプラスから女子医大麻酔科に来て下さっている先生方にも大学としての女子医大を今後は大いに利用してほしいと思います。
その辺の、橋渡しをリーズナブルにしてくれるのがDプラスであり、これからもますます期待していきたいと思います。