医療法人社団 北斗  鎌田一 会長

鎌田会長 (2).JPG -医療法人社団 北斗  鎌田一 会長-


昨年、9月15日の<リーマン・ショック>は、全世界的規模で連鎖する、金融・経済危機を惹き起こしました。これは、百年に一度の・・・ではなく、人類が初めて遭遇した危機として捉えなければなりません。凡そ8ヶ月が経過し、一定の沈静化が生み出されて来ているかのようですが、<True Dawn>なのか、あるいは<False Dawn>であるのか、現段階では意見の分かれるところです。しかし、今回の事態は、社会の基本的な枠組みの転換をも、迫るものとして位置付けなければなりません。
一方、これまでも<医療危機>、<医療崩壊>などメディアを通じて喧伝されて来た医療の場の混乱は、今回の金融・経済危機を契機に1層深められたと思います。と同時に、医療・福祉を単に<社会的コスト>として落としこめるのではなく、成長産業の視点から医療・福祉を組み立てなおす、と言う新たな潮流も生み出されてきていることを、見逃すことは出来ません。
医療・福祉は国家成長の主要なエンジンの一つなのです。医療・福祉に携わる全ての医療人及び全てのステイク・ホルダーの叡智を結集し、継続し発展・成長可能なヘルスケア・システムの構築を目指さなければなりません。

今回、Dプラスがこの様な大きな視点から、事業ミッションを定められ、人材派遣業を開始され一周年を迎えられたことを心からお慶び申し上げたく思います。また、今後とも私達と共に、医療・福祉領域における新たなビジネス・モデルを構築すべく、お力添え戴きたく思います。

卒後臨床研修制度が開始されてから、戦後数十年に渡って、絶対的な医師供給源として機能してきた医局講座制は、凄まじい変貌を遂げて来ました。
この中で、今後人材派遣業が、新たな社会資源として果たす役割は益々大きくなって行くものと思われます。

人材派遣を通して、新たなヘルスケア・モデルが構築されること、そしてそこに介入する全てのステイク・ホルダーが、モチベーションを更に押し上げて行くことが可能な、社会資源が生み出されること。これが、現在の医療危機を突破して行く主要なエンジンの一つであると考えます。

危機は痛みだけではなく、chanceをも創りだします。共にこの歴史的転換期を走り抜けましょう。